尿もれ

【症状】

尿もれには種類があり、症状の程度も様々で、主に下記2タイプに分けられます。

~『腹圧性尿失禁』~

40代女性に起きる尿もれのほとんどがこのタイプに当てはまります。

せきやくしゃみをした時など、お腹に力が入った瞬間にもれるのが、腹圧性尿失禁です。骨盤底筋が弱ってくると、腹圧性尿失禁の原因となります。

骨盤底のすべての筋群は膀胱や尿道、子宮、直腸などのお腹の臓器を下からしっかりと骨盤内臓器を支える役割があります。

それが衰えると、、、どうでしょうか?

イメージしてみてください。

そうです。

尿もれを起こすのです。

ですから、逆に改善が可能なのです。

 

 

▶︎疲れによる尿漏れ「脾虚(ひきょ)」タイプ

「脾胃」が弱く、内臓が下垂する

脾胃は、食物から栄養分を吸収して全身に運ぶ役割を担っています。また、内臓が定まった位置にあるよう、下垂を防ぐ働きをもっています。

この脾胃の働きが弱くなると、栄養不足から膀胱や腎の機能が低下するだけでなく、骨盤低筋がゆるみ内臓が下がって膀胱や尿道が圧迫されます。

このタイプは普段から疲労感、倦怠感が強く、息切れ、食が細い、便に粘りがある、下痢気味などの症状が現れます。疲労が溜まると尿漏れがひどくなるため、脾胃の機能を高め、基本的な体力を養うようにしてください。

主な症状

・疲れると尿漏れがひどくなる

・疲労感

・倦怠感

・食が細い

・息切れしやすい

・便に粘りがある

・下痢気味

 

 

▶︎寒さによる尿漏れ「陽虚(ようきょ)」タイプ

寒さで身体が冷え、尿量が増える

尿のトラブルは、夏よりも寒さの厳しい冬に多く見られる症状。冬は汗をかくことが少なくなるため膀胱にたくさんの尿が溜まり、寒さで尿意も感じやすくなります。

また、陽虚の体質の人は特に冷えの影響を強く受け、尿漏れを起こしやすくなります。

日頃下腹部の冷え、慢性的な冷え性、顔色が白い、関節が痛みやすい、舌の苔が白い、といった症状がある人は、特に冬場の養生に注意しましょう。身体を冷やさないよう心がけ、特に膀胱や下腹部、腰などは腰まきやカイロでしっかり温めるようにしてください。

 

 

▶︎頻繁な尿漏れ「腎虚(じんきょ)」タイプ

加齢による「腎」の機能低下が尿漏れの原因に

中医学の考えでは腎は尿を生成し、膀胱に対して「尿を出す・止める」という指令を出しています。また、腎は体内の水分代謝をコントロールする役割も担っています。

生命エネルギーの源である腎は、加齢とともに自然とその機能が低下。女性は更年期を迎えるころ、男性は初老のころから腎が弱くなり始めるため、尿漏れなどのトラブルが起きやすくなるのです。

このタイプの尿漏れは頻度が高く、夜の頻尿も気になるように。また、腰痛、腰の冷え、足腰が弱くなる、めまい、耳鳴り、物忘れ、むくみ、前立腺の肥大といった症状も現れます。腎の機能を高めることは、尿のトラブルはもちろん身体全体の老化予防にもつながるので、積極的な養生を心がけましょう。

主な症状

・頻繁な尿漏れ

・夜間の頻尿

・腰痛

・腰の冷え

・めまい

・耳鳴り

・物忘れ

・舌の苔が白い

・むくみやすい

・足腰が弱くなる

・前立腺の肥大

 

 

~『切迫性尿失禁』~

「トイレに行きたい」と思っても、間に合わずにもらしてしまうタイプです。

トイレのドアノブに手をかけたり、トイレで下着をおろしている時、などにもれるのが、切迫性尿失禁です。過活動膀胱といって、膀胱が過敏になっている状態が原因となっています。

 


【症状の原因】

・気温の変化に対する体の順応性の低下

・骨盤底筋群の低下

・加齢

 

 


【なりやすい人】

尿もれしやすい人とは?

また、尿もれが起こりやすい場面とは?

 

・『出産経験者、肥満の人が起こりやすい』

出産経験者、特に2回以上経験がある女性は発症率が高くなります。分娩時、骨盤底筋へのダメージが大きな原因です。

また、肥満と腹圧性尿失禁の関係についての研究結果があり、減量すると改善することが報告されています。

 

 

・『「せき」や「くしゃみ」時にもれる人が8割以上!』

女性40代の尿もれ経験者に行った調査によると、8割以上の人※が「せきやくしゃみをしたとき」と回答しています。

また、「スポーツや運動時」「大笑いしたとき」など腹部に圧力がかかった場面が多いようです。その他、「冷えたとき」「冬の時期」なども挙げられています

 


【あなたからは見えにくい根本原因】

・前方重心から引き起こされる骨盤の前傾による骨盤力の低下

(腸腰筋・梨状筋などが働かなくなる)

・脳の癖による心理的ブロックの強化

(私は、尿もれを起こす人だと脳が認識し、それが当たり前になる現象)


 

【どうすれば改善されるのか?】

支えれなくなり、膀胱や尿道、子宮、直腸などのお腹の臓器が落ちてしまうんです。

先ほども言った通り骨盤底筋群は尿道や膣、肛門を引き締める役割をも果たしています。
弱くなればなるほど締めれなくなる現象が起きてしまいます。

そうすると、漏らしてしまいますよね。

これがまた、腰痛にもつながるので恐ろしいですね。

この骨盤底筋群を活性化してくると失禁予防・頻尿・腰痛予防・生理痛軽減にも繋がるので、今からでも鍛えてみてはいかがでしょうか?

 

骨盤底筋群(尿を出す・止める役割)を鍛える体操

・トレーニング1「ヒップリフト」

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動画はこちら

https://youtu.be/nSZ3IaFWXxE

 

 

・トレーニング2

「梨状筋トレーニング」

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・トレーニング3

「ドローイング」

動画ははこちら

https://youtu.be/SVeMMx41DOg

 

 

●食養生として・・・

✳︎陽虚タイプ

生姜、ネギ、シナモン、豚肉、ニンニクなど、

甘みがあり、温める食材を選んでケアをしましょう!

 

✳︎脾虚タイプ

オクラ、山芋、納豆、おこわ、赤飯、砂胆など

粘り気があり、甘みのある食べ物を食べてください。

 

✳︎腎虚(じんきょ)タイプ

ニラ、栗、ゴマ、銀杏、くるみなど

気持ちはゆったり。ストレスを溜めず、気楽に養生を

 

 

●心理的ブロックの解除法

尿のトラブルは精神的な負担が大きいものですが、あまり神経質にならないことが大切。過度な緊張やストレスは、心にも身体にもさらに負担となります。特に尿漏れは、早いうちから予防することが可能です。「年だから……」などと思わずに養生を心がけ、ショッピングも旅行も存分に楽しめる、いきいきとした毎日を過ごせるよう心掛けましょう。

~尿漏れの予防と対処~

ストレスを溜めない 

睡眠をしっかりとる 

毎日のお風呂で適度な発汗を 

カイロなどを活用し、下腹部を温める 

お灸をする(主なツボ:中極、関元、三陰交)